(1)ストレッチング体操の定義
ストレッチングとは筋を進展させることであり、反動(はずみ)や押したり引いたりする運動ではありません。(よく誤解されていることがあります) ストレッチングには静的(static)と動的(ballistic)の2つの方法があり、前者をストレッチング体操、後者を従来の体操と定義するのが一般的です。(混同している方も多いのでは?)
(2) ストレッチング体操の目的
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「柔軟性」を高めることにあり、関節の可動域(ROM)の増大とともに靭帯や筋の収縮を増大することです。(傷害の予防のみならず、アーティスティックなパフォーマンスには欠かせない条件ですね) |
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「伸張反射」を誘発し、筋紡錘からのIaインパルスの発射を促進させることです。(PNFなどでも重要な要素ですね) |
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「筋中血液循環」を促進させることで、特に未使用の毛細血管を拡大し、血流速度を大きくすることです。(美容にも役立つうれしい効果ですね) 他にもβエンドルフィンの分泌を促す効果があり、中脳、脊髄への神経刺激が、内分泌液の増加を促してくれます。(他にも様々な目的・効果が考えられますが、普段のlessonの際も、この3点は意識したいものです) |
(3)ストレッチング体操の留意点
ストレッチングを効果的に行うための留意事項を正しく理解しておきましょう。
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反動をつけないでゆっくり伸展します。(呼吸を止めずにおしゃべりしながらが有効ですね) |
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過剰ストレッチング(過伸展)にならないように心掛けましょう。痛みを感じてはいけないし、ストレッチングの方向がコンセントリック(中心の体軸)に向けるものであって、エクセントリック(体軸から離れる)であってはいけません。 |
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ストレッチングの時間は最低20秒以上でなければ効果が現れません。(根拠のない8秒間を基準にしている方はいませんか?) |
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ストレッチングする筋は姿勢保持筋や抗重力筋群が中心で、運動筋群の方より効果が現れやすくなっています。 |
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一般的なトレーニングの生理学を適用します。(漸増過負荷、個別性、反復性、全面性、漸進性などですね) |
(4)ストレッチング体操と障害予防
スポーツや運動のやり過ぎ、使い過ぎ(overuse)症候群の防止にストレッチング体操を利用しましょう。筋・腱・靭帯などの痛み、炎症、肉離れ、関節痛などが現れるのを未然に防ぐことができます。特に発育期にある子どものスポーツ活動では障害や傷害を予防するのみならず、未発達な筋を刺激・補助する効果も期待できます。
(5)まとめ
ウォーミングアップとして、または気分転換としても広く用いられているストレッチング体操ですが、留意事項を踏まえ正しく行えば、効果は多岐にわたり、子どもの體の発育にも大変有意義な運動といえます。ただし、残念ながら科学的根拠の乏しい方法論が指導歴2桁といわれる方々の間でも堂々と?実践されていることも事実です。後半顎が上がってしまう100mランナーに「顎を下げろ!」的指導は資質を疑われるものです。このランナーに腹筋の強化を促しギアチェンジのタイミングを適切に指導してこそ「インストラクター」といえるのではないでしょうか。
Keep it going and Please
enjoy with us! 02.10/26 編集部 |