全国こども
チャレンジカップ
第4回全国大会
開催要項
地球環境と肥満の不思議な関係
「米国人の体重10年で4.5キロ増 旅客機の燃料費 300億円増加」こんな新聞の記事に、思わずため息をついてしまいました。さらにこの研究を行ったアメリカの疾病対策センターでは、「肥満は生活習慣病の予防など個人の問題では済まなくなった」として、連邦政府レベルで対策を強化する方針だそうです。もちろん生まれつき太りやすい体質の人もいますが、このような肥満の原因の多くは、やはり食べ過ぎが主な原因。地球上には、食糧難で飢餓に陥っている人が沢山いるというのに、皮肉な話です。
湘南地方に住んでいる土地柄、夏ともなればちょっと海岸まで足を伸ばし、ヒューマンウォッチングで昨今の肥満事情をこの目で確かめている私ですが、確かに健康的なふくよかさを超えて、不健康な肥満状態の人が増えたように感じます。さらに太めの親子が家族仲良く特大サイズのフライドポテトやハンバーガーなどをほおばっているのをみると、この肥満は遺伝が原因なのかそれとも食べ過ぎか、と首をかしげてしまうほどです。
子どもの日常生活の過ごし方(ライフスタイル)は、昔の子どもと違って大人と同じような「夜型」に変化をし、加えて昼間の身体活動が低下したために、夜になっても眠たくならず、その結果として夜更かし朝寝ぼうの子ども達が増えているとのこと。そこで、このようなこども達の環境・心身の変化について研究している研究者たちは、口を揃えて「今時の子ども達の不健康さ」に危惧を示しています。
上地ら(2002)が小学4年から6年生を対象に行った子どもの身体活動に関連する要因についての研究によると、放課後や帰宅後における子どもの身体活動には、「親の運動習慣」や「親のサポート」といった社会文化的要因が深く関連しているとのことです。つまり子どものライフスタイルを健康に保つには、まず親たちへの健康教育が必要だ、ということです。特に肥満に関しては、小児期に肥満だった子どもが努力をしてやせても、大人になって再び肥満になる率は半数以上だそうで、このことからも、子どものライフスタイルを管理している親の責任の重大さを思い知らされます。
このような肥満傾向は、なにも我が国に限ったことではありません。たとえばイギリスでは、学童の肥満傾向が年々高まっており、このままだと2010年までに4人に1人が肥満であるアメリカに追いつくという状況だそうです。そして我が国でも、肥満傾向の子どもは30年前の3倍に達しており、6歳〜18歳で肥満傾向を示す子どもの比率は何と12%、つまり8人に1人が肥満傾向にあるのだそうです。子どもに関する専門家でなくても、自分のまわりを見渡せば、体力が無くてさらに肥満の子どもばかりが増えてきていることに気がつくでしょう。このままでは日本の将来は危ないと、すぐに理解できるでしょう。
ではこのような傾向を改善するにはどうすればよいか。答えは簡単です。親も一緒に身体を動かして、身体活動を高める。そして健康のためにスナック菓子やファーストフードなど、子どもの健康のためにはあまり勧められないような食品は、少しだけ控える。そんなすぐに出来ることから、始めてみては如何でしょうか。もちろん親も一緒に食べ方の工夫やエクササイズに取り組めば、親自身の肥満予防や健康づくりが出来ますので、一挙両得です。地球レベルでみれば、飢餓によって命を失う人たちが後を絶たないのに、日本の食品廃棄物は年間およそ2千万トンにも及んでいますから、みんなで肥満を誘発するような食べ方をやめ、食べ物を無駄にしないようにしさえすれば、肥満によって増加していた飛行機の燃料費も節約して省エネ、二酸化炭素の削減ができるでしょう。さあ、地球環境のために、腹八分目で身体をしっかりと動かして、肥満を防止とさらなる健康づくりに励みましょう。
清心会 藤沢病院 企画調査室長
健康医科学協会副会長
日本こどもフィットネス協会会員 石井 千恵
子ども達の健康なからだづくりの出発点はやはり親にあるようです。キッドビクスのスタートクラスである親子キッドビクスの時からファミリーサポートとして親への健康教育が必要のようですね。日本こどもフィットネス協会公認インストラクターの役割は価値があり社会に貢献できる素晴らしい職業であることを再認識出来ました。協会ではNEWプログラムとしてファミリーサポートのファミリーキッドビクスを提案致します!
日本こどもフィットネス協会
会長 渡辺みどり
▲PAGE TOP
Copyright(C)2005 MWM FITNESS All Rights Reserved.